レストア物語ヘッダー
 まずは、手始めに


数十年ぶりに屋根の下で寝る事ができたコニーちゃん、さてどうしてくれよう。 まずは健康診断から始めるか。


外観の程度は・・・・、結構良さそう。

窓ガラスやランプ類は全て生き残っているし、バッジやモール類もオリジナルのまま。アンテナやワイパーも大丈夫のようだ。
ホイールキャップは、メッキが剥がれ落ちてしまっているが4枚共に健在。タイヤには白い線(通称ホワイトリボン)が残っているのも確認できた。
おまけに、「四段フルシンクロ」なんてシールやディーラーのステッカーまで残っている。

外廻りの部品に欠品・破損が無いのは奇跡的か!?
ボディーについても大きな凹みがないから、一見すると状態が良さそう。
四段フルシンクロ
名北コニー販売 名北コニー販売?


しかし細かいところを見ると、鉄板部分はあちらこちらで錆が侵攻中。
ドアやフェンダーの下端には、部分的に穴が空いているもんね。車体の後部廻りなんか、特に凄そうだ。RRバンパーは 錆で半分「溶けて」いて、辛うじて形を残すのみ。
上下2分割するRRゲートを開けてみたところ・・・。
うっ、こりゃあ重症!

下側ゲートのヒンジ部分が台座ごと、ゴソっと取れてしまったのだ。
こいつはどうやって治療すれば良いのやら。
車体後部 取れたヒンジ


気を取り直して、室内を見ることに。

シートは運転席だけが、多少疲れてはいるものの表皮に破れは無し。ドアや天井の内張りも、汚れてはいるが破れは無し。
ハンドル、シフトレバー、各種スイッチのノブは完全な状態。
フロア部分に錆が繁殖してはいるものの、室内も良い状態みたい。
おまけにオリジナルの可愛いキーが残ってた!イグニッション用と燃料扉用、そしてアンテナ用(!)なのだ。
キーセット
エンジンルームを覗き込んでみるが、特に破損等は見受けられない。因みにエンジンはシートの下にある「ミッドシップ」。だからエンジンルームは、シートを取り外して点検する構造だった。

じゃあフロントフード(ボンネット)の中には何が入ってるのかな?オープナーを引いてフードを持ち上げると、そこにはスペアタイヤやバッテリーが収まっていた。おっ、ジャッキは欠品か。


健康診断の結果は、良好。 但し、経過年数の割にはだけどね。復元作業ベースの車としては、グッドコンディション(?)であると確認されたのであった。


ということで、次回こそはレストア作業開始!

No.3
救出、完了!
No.5
作業、開始。