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 タンクの中身は


次にマフラーを外す事にした。
マフラーに付着した泥&錆をワイヤーブラシで擦ると、補修した跡が現われた。穴を塞いだのであろう、鉄板のパッチが溶接されている。
パイプ部の腐食はかなり進んでいるが、切り落として新しくパイプを溶接すれば復活しそう。
次はオイルタンク。油&泥で覆われた外部を清掃しようか。

タワシと洗剤を使うが、油分をたっぷり吸った泥は全く落ちない。仕方が無い、ワイヤーブラシを使うか。
案の定、ブラシのワイヤー部に油泥の塊がびっしりと絡み付いてしまった。もったいない、このブラシはもう使えない。

苦労して汚れを落とした外観部には、穴や破損は無いようだ。ホワイトガソリンを使って、脱脂完了。


しかしそのまま放置しておいたのが失敗!次の日には錆が浮いてきてしまった。
再度錆落としを行い、今度は錆止め塗料を塗布。ホームセンターで購入した、亜鉛入りの赤茶色のやつ。よく建設中のビルの鉄骨が赤茶色に塗られているけど、あれと同じ塗料なのさ。
これで外部の再生は完了。
内側は、少量のエンジンオイルが残っていたのが幸いして腐食は全く無し。


結果はこの様に。
ちなみに、キャップ部分の磨きは、知る人ぞ知る「ピカール」くんを使用。

ガソリンタンクは、ちょっと厄介だった。
外した時に内部からザラザラ音が聞こえたからね。逆さまにして振ってみると、給油口から茶色い物が出てくる。インスタントコーヒー状の粉になった大量の錆が、床一面に広がったのだ。こんなに出てくるとは、残らず除去できるのだろうか。
どうしてくれよう。


インスタントコーヒー(?)で満タン

本来なら、タンクの中を開けて、内側の錆を削り取るべきであろう。でも、ガソリンタンクを切り開こうなんてグラインダーなんかで下手に切断すると・・・残留しているガソリンの成分に引火して「ドカン」といくらしい。
危ない、危ない。

ということで、安全第一、無難(いい加減?)な方法を選択。中へ数十個の石ころを入れて振って振って、そして石ころと共に錆を排出しておしまい。
外部についてはワイヤブラシで擦り、更にグラインダーを使って錆を削り落とす。そして錆止め塗料を塗布して完成。




ついでにホイールの錆落としもやってしまったのだ。



泥錆落としは、まだまだ続く。

No.9
デフオイルは・・・水???
No.11
フロント・サス