レストア物語|RESTORATION STORY

「開けてビックリ」


ブレーキが厄介なのはマスターとホイールのシリンダー、これはコニーに限らず油圧式ブレーキ車ならどれでも同じだけどね。
AF7で散々苦労させられた経験から得たノウハウでなんとかなるさ、と楽観的にまずはマスターシリンダーから。
フルキャブのAF11はキャビン下にマスターシリンダーがあるんだよね、外部を覆っているカバーを外して状態をチェック…、ん?
マスターシリンダーが無い!

2柱リフトで持上げて下から目視 マスターシリンダーは運転席の足元に ここにあるはずなのに、なにも無いぞ
2柱リフトで持上げて下から目視 マスターシリンダーは運転席の足元に ここにあるはずなのに、なにも無いぞ

参ったなあ、どうしたもんかねえ。
もう一つの厄介部品であるホイールシリンダーも見てみるが、こっちも無いじゃないですか。

フロント側はブレーキシューが無い リヤ側は何も無し!動揺して写真を撮り忘れた…
フロント側はブレーキシューが無い リヤ側は何も無し!動揺して写真を撮り忘れた…

仕方がない、これらも別のAF11から抜き取っちゃいますか。
部品を提供してくれる事になった2台のうちマスターシリンダーとフロントブレーキ周りはAF11Vから、リヤブレーキ周りはAF11PVから取外し。

AF11Vのブレーキはどんな状態かな 使えそうなので、いただきます AF11PVからも抜き取っちゃおう
AF11Vのブレーキはどんな状態かな 使えそうなので、いただきます AF11PVからも抜き取っちゃおう
残っていたマスターシリンダー オリジナル部品があって助かった ブレーキシュー周りも揃った
残っていたマスターシリンダー オリジナル部品があって助かった ブレーキシュー周りも揃った

再使用可能かマスターシリンダー内壁をチェックするためピストンを抜こうとしたが、固着していて断念。
潤滑剤を入れて空気圧を掛けても抜けてこず、叩き込んでみたが動かず、バーナーで炙ってみてもダメ。
洗浄液入りの鍋で煮込んでみたが変化無し。

ピストン固着のマスターシリンダー 寒かったから鍋でも…、じゃなくて
ピストン固着のマスターシリンダー 寒かったから鍋でも…、じゃなくて

抜けないピストンの後部を見ていて強行手段を思い付いた。
ピストン後部の穴にタップでネジを切ってボルトを締め込み、スライディングハンマーで引っ張っちゃう作戦。
見事に成功、抜き取り完。これなら穴部の機能を損なわないし今後もメンテが可能と自画自賛。

タップ切りのボルト締めで引き抜き 抜けてくれたピストン スライディングハンマーは2人で
タップ切りのボルト締めで引き抜き 抜けてくれたピストン スライディングハンマーは2人で

マスターシリンダーのピストンを組付け、ピストンロッドをショットブラストし、マスターシリンダーを車両へ取付。
これでブレーキペダル側のマスターシリンダーは終了か。

マスターシリンダー組付け中 復活で安堵、部品取り車に感謝か 運転手の足の下になります
マスターシリンダー組付け中 復活で安堵、部品取り車に感謝か 運転手の足の下になります

次はタイヤ側のホイールシリンダーを復活させねば。



ブレーキ復元はまだまだ続く。

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